不登校でもできることを!「欠席」が「出席扱い」になる文部科学省のICT活用学習指導制度

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筆者の小学生の娘は、いわゆる不登校児です。
そんな中でも、学校と連携し自宅学習により「出席扱い」になる制度を利用し、家庭での学習を頑張っています。

日本では、不登校問題が深刻化しています。特に、2023年度には小中学校の不登校児童生徒が過去最多の34万6482人に達しました。この問題に対処するため、文部科学省は「やむを得ず学校に登校できない児童生徒等へのICTを活用した学習指導等について」の制度を推進しています。この制度は、ICTを活用して不登校児童生徒が学びを続けられるようにサポートすることを目的としています。

不登校でも学びたい意欲がある子どもは大勢いるでしょう。でも、いろいろな事情で学校に足を向けることができない。そんな子どもたちが「欠席」ではなくなる。それだけでも本人も保護者も気持ちが軽くなる部分があるかと思います。今回はそんな制度についてご紹介します。

目次

まず、「ICT」とは?

最近よく聞くけど、結局何?みたいな感じありますよね。
総務省「住民参画システム利用の手引き」サイトの「用語解説」ページにはこんな記述がありました。

Information and Communication Technologyの略。
情報(information)や通信(communication)に関する技術の総称。

「情報」を「通信」する「技術」なら何でもいいようです。手紙や電話やFAXも含まれそうですね。
しかし、近年での扱われ方となると、やはり「インターネットを活用した技術」と捉えるのが一般的でしょう。

文部科学省のICT活用学習指導制度

文部科学省は2021年8月に本制度を発表し、ICTを活用した学習支援のガイドラインを策定しました。

身近なところだと、1人1台タブレット端末が配布されたり、オンラインで学校の授業が受けられるようになったり、タブレット端末で教科書の内容を補足したりなどといった内容がそれに当たります。

深刻化する不登校問題

文部科学省の最新データによると、小中学生の不登校児童生徒数は過去最高を記録しています。特に中学生において不登校の割合が高く、全体の約4%に達する学校もあります。

参考:令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

岐阜県内でも、小中学生の不登校が増え続けており過去最多を更新しているというニュースを見かけます。

参考:岐阜 NEWS WEB(NHK)

不登校問題と文部科学省のICT活用学習指導制度

不登校問題が深刻化する中、文部科学省は文部科学省は「やむを得ず学校に登校できない児童生徒等へのICTを活用した学習指導等について」の制度を策定し、ICTを活用した学習支援を推進しています。

学校に行かなくても出席扱いになる制度

文部科学省は、不登校児童生徒がICTを活用して学習を継続した場合、一定の要件を満たせば「出席扱い」とすることができる制度を設けています。これにより、学校に通えない児童生徒も学習の遅れを最小限に抑え、学業を継続しやすい体制が整えられつつあります。

「一定の要件」とは

  1. 保護者と学校の関係が十分に緊密であること
  2. 学習活動がITなどを活用することによって提供されていること
  3. 対面指導が適切に行われること
  4. 計画的な学習プログラムであり、学習の理解に基づいていること
  5. 校長が対面指導や学習活動を十分に把握していること
  6. 学校外の機関や施設で相談や指導ができない場合に行う学習活動であること
  7. 学習活動の評価は、学校の教育カリキュラムに基づいて判断すること

まとめると、学校の授業に沿っている通信教材選んで校長先生の許可をもらい、その学習状況を月一など定期的に学校に提出する。また、定期的な訪問などで担任の先生と不登校児が対面し、様子を確認する機会を設ける。
以上のことで「出席扱い」になるということです。

出席扱い制度のねらい

自宅で学習を行うことで、不登校による学習の遅れを防ぎます。また、定期的に担任の先生や学校職員と対面し、学校との連携を絶やさないことで学校への復帰を促す効果もあります。

この制度により、不登校の児童生徒も学業を継続しやすくなり、学習機会の保障が強化されています。

まとめ

不登校問題は深刻化しており、ICTを活用した学習支援はその解決策の一つとして注目されています。「やむを得ず学校に登校できない児童生徒等へのICTを活用した学習指導等について」の制度は、学習機会の格差をなくし、不登校児童生徒の未来を切り拓く重要な取り組みです。
特に中学生での不登校などは、高校への進学のための内申が気がかりだったりすることもあるでしょう。

筆者の長女は、自宅でタブレット学習教材で日々の学習状況を月一単位でまとめ、月に一回担任の先生と対面しその学習状況のまとめを提出することで、「出席扱い」になっています。
正直初めは面倒でしたが、特に難しいことはしていません。教材の保護者向けページに表示される「××を〇分実施した」みたいな記録をまとめてプリントアウトするだけです。

この制度を利用して不登校のお子さんとその保護者さんが、少しでも今の状況を明るいイメージのものに変化できるきっかけとなればと願っています。

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この記事を書いた人

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