2020年から小学校のプログラミング教育が必修化され、もうすぐ5年になります。子育て中の方の中には、ITに苦手意識を持つ方もまだまだ多いかもしれません。必修化されたプログラミング学習についてお子さんに聞かれたりする機会があるかも…そんな不安をお持ちの子育て中の皆さんへ、また、プログラミングをやってみたい!とお子さんから言われている方々へ、今回は岐阜市で活動中のCoderDojo岐阜についてご紹介します。
小学校のプログラミング教育必修化
まずはおさらいとして、小学校でのプログラミング教育についてご説明いたします。
背景と目的
この教育の目的は、子どもたちに「プログラミング的思考」を育むこととされています。その「プログラミング的思考」とは何かというところですが、今や私たちの生活はデジタル技術に支えられる時代となり、AIやIoTの進化により社会のあり方が常に変化し続けています。それに伴い、将来的により多く高く必要とされている能力として、自主的に問題を解決する能力・態度を育むことが重要とされるようになりました。物事や状況を冷静に捉え論理的に考える能力や、情報技術を活用して、時には状況に応じて柔軟に問題解決へと導く力を身に付け、将来の多様な職業選択や社会参画に役立てようという取り組みです。

学習内容
プログラミング教育についての具体的な学習内容は次のようになっています。
- 生活に身近なコンピュータがどのように動くのかを理解し活用するための学習
- 目的を達成するために、順序立てて考えたり、試行錯誤したりする力を養う学習
- ScratchやViscuitなどのビジュアルプログラミング言語を用いて、ゲームやアニメーションを作成する実技演習
これらを学習し理解していく中で、「プログラミング的思考」を身に付けていきます。

CoderDojoとは?
CoderDojoは、2011年にアイルランドで始まった国際的な非営利活動です。7歳から17歳の子どもたちを対象とし、世界中で展開されている無料のプログラミングクラブです。日本国内にも200を超える道場があり、子どもたちがここで、ゲーム制作やウェブサイト作成、ロボット制御など、主体的にさまざまなプログラミング体験をする場を提供しています。
CoderDojo岐阜の特徴
そのCoderDojoの活動を岐阜市で展開しているのが「CoderDojo岐阜」です。岐阜市の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を中心に毎月開催されています。カリキュラムを用意したり、授業のような形でプログラミングを教えることは基本的にありません。代わりに、子どもたちが自分でやりたいことを進める場所として、メンターがサポートする形で運営されています。

活動内容
現在は、下記のような内容がメインとなっています。
Scratch
Scratchは、子どもたちがプログラミングを楽しく学べるビジュアルプログラミング言語です。小学校の授業でもよく利用され、カラフルなブロックをマウスでドラッグアンドドロップしてつなげることでプログラムを組み立て、ゲームやアニメーションを作成することができます。

micro:bit
イギリスのBBC(英国放送協会)が開発した小型のコンピューターボードです。「マイクロビット」と読みます。プログラミング教育に特化しており、前述のブロックプログラミング言語のScrathやPythonなどのテキスト言語で組み立てたプログラミングと接続することで、ロボットやアプリケーション、装置を作成します。

Minecraft
子どもも大人もみんな大好きなゲームソフト「マインクラフト」を用いての活動もできます。CoderDojo岐阜では、学校教育の現場で使われている「Minecraft: Education Edition(教育版マインクラフト)」を利用し、Minecraftでのモノづくりコンテスト「Minecraftカップ」への応募を目指した取り組みをしています。

LEGO
CoderDojo岐阜には、LEGOの教育用プロダクト「LEGO WeDo2.0」や「LEGO Mindstorms EV3」も用意されています。自分で組み立てたLEGOにPCやタブレット端末で設定したプログラミングを繋げて、LEGOに自分の思うように指示を与え動かす体験ができます。

上記の他にも、音楽やドローンなどを通じてプログラミングを学ぶ教材、本やアイロンビーズなど、豊富に用意されており、幅広く多角的にモノづくり体験ができます。最近では、Web上でゲーム作りができる「ハックフォープレイ」が人気なようで、また、ボーカロイドでDTMに挑戦する子もいるそうです。自分でやりたいことを持ち込むのもOK!(周りの人に迷惑が及ばない範囲で)
ちょっと作業に疲れたから気分転換にタイピングゲームなんてのも自由です。





自主性を尊重
CoderDojoでは、保護者の「これしなさい」「ああしなさい」NGです!どもたちが自分の興味や関心に合わせてプロジェクトを選び、創作意欲のままにモノづくりに向き合います。そして、困ったときはメンターのサポートを受けながら進めるスタイルを採用しています。

参加者の独特な呼び名
岐阜に限らずCoderDojoでは、子どもの参加者は「ニンジャ」、サポートスタッフを「メンター」、CoderDojo主催者を「チャンピオン」と呼びます。これは世界共通だそうです。子どもの参加者「ニンジャ」と日本語なのが面白いし、なんだか嬉しいですね。メンターもモノづくりが大好きな人が集まっているので、中には自分のやりたいモノづくり作業に夢中になっている人もいて、岐阜道場内では「大人ニンジャ」と呼ばれているそうです(笑)。
コンテスト優勝者も輩出!?
過去には、全国的なプログラミングコンテストでグランプリを獲得したニンジャもいます。今では高校生になり、ニンジャとしてたまに顔を出しまだまだモノづくりに励みながらも、「ジュニアメンター」として後輩ニンジャをサポートしてくれているそうです。モノづくりの好きな子どもたちには楽しく取り組めるいい環境が整っているのがうかがえます。
参加費は無料
CodeDojoは非営利の活動です。すべての活動は無料で提供されており、参加費や教材費などの費用は一切かかりません。PCも数台は貸し出せるものが用意されているので、活動に適したデバイスを持っていないご家庭でも気軽に参加可能です(PCの利用は要予約)。もちろんWi-Fi設備も完備されています。
完全ボランティアで運営しているので、常時寄付を受付中だそうです!
参加方法
CoderDojo岐阜への参加は簡単です。公式ウェブサイトやSNSで次回の開催情報を確認し、指定された方法で申し込みを行ってください。定員がある場合もありますので、早めの申し込みをおすすめします。また、参加に際しては、ノートパソコンやタブレットなどのデバイスを持参することが求められる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
チャンピオンからメッセージ

CoderDojo岐阜チャンピオン 久野 晃司さん
CoderDojo岐阜は、主に小学生から高校生までの子どもたちを対象にした地域の無料プログラミングクラブです。プログラミングやものづくりに興味を持っている子どもたちが集い、同じ興味を持つ仲間と交流できる楽しい場所を目指しています。興味はあるけどやったことがないという子どもたちも大丈夫です。Scratch でゲームを作る方法はメンターがしっかりとレクチャーします。ぜひ一緒に楽しい時間を過ごしに来てください!
イベント情報
日時:毎月開催(日付は毎月変動)
場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス(状況により変更になる場合あり)
料金: 無料
ホームページ:https://coderdojo-gifu.org/
運営団体:岐阜市登録市民団体 Shift
詳細・参加方法は公式ホームページをご確認ください。
まとめ
CoderDojo岐阜は、子どもたちがプログラミングを通じて自主的に学び、創造性を発揮できる素晴らしい環境を提供しています。無料で参加できるため、興味がある子どもであれば誰でも参加可能です。親子で楽しめる活動であり、地域社会とのつながりも深めることができるでしょう。ぜひ、CoderDojo岐阜を利用して、子どもたちが新たな可能性を発見できるように応援してみてください。











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