子どもの健やかな成長には、質の高い睡眠が欠かせませんよね。しかし、多くの保護者さんが「夜泣きがひどい」「なかなか寝てくれない」といった睡眠トラブルに悩まされています。今回は、赤ちゃん~未就学児の睡眠トラブルに焦点を当て、睡眠トラブルについて解説するとともに、子どもの睡眠専門家、小児スリープコンサルタント・吉岡ゆきさんにお話を伺いました。
子どもの睡眠トラブルの種類
子どもの年齢や発達段階によって異なります。今回は赤ちゃん~未就学児の睡眠トラブルに焦点を当てていきます。
- 夜泣き
- 寝つきが悪い
- 夜中に何度も目が覚める
- 早朝に目が覚めてしまう
お子さんのこんな症状に悩まされている保護者さんは多いのではないでしょうか。

子ども睡眠トラブルが与える影響
質の良い睡眠が取れないことは、子どもの心身の発達に様々な悪影響を及ぼします。その一部を挙げていきます。
成長ホルモンの分泌不足
成長ホルモンは、骨や筋肉の発達、新陳代謝の促進、細胞修復など、子どもの成長に重要な多岐にわたる役割を担っています。この成長ホルモンは深い睡眠(ノンレム睡眠)の間に多く分泌されます。特に寝ついてから最初の3時間程度で7~8割が分泌されると言われており、この時間帯の質の良い睡眠が重要です。
免疫機能の低下
質の良い睡眠は免疫力を維持するためにとても大切です。免疫力を司る免疫細胞は睡眠中に活発に働きます。睡眠不足になるとこれらの免疫細胞の活動が低下し、ウイルスや細菌に対する防御力が弱まります。そのため、病気にかかりやすくなってしまうんですね。
情緒不安定
睡眠不足は、イライラや不安を引き起こしやすくなります。睡眠が不足すると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させます。これがイライラや不安感を助長します。一方で、リラックスを促すセロトニンやメラトニンの分泌が妨げられるので、情緒が不安定になりがちになります。質の良い睡眠が取れないと、夜間だけでなく日中の過ごし方にも繋がってしまうということですね。
保護者への影響
子どもの夜泣きや夜間覚醒により、保護者も十分な睡眠を取れなくなることが多いです。睡眠不足のストレスや疲労から体調不良が起きたり、抑うつ症状や不安感などメンタルヘルスへの影響もあります。

子どもの睡眠トラブルの対策
規則正しい生活リズムを作る
昼夜の区別がつくようになるおよそ生後3か月以降は、起床時刻を揃え、起きたら朝日を浴びる、月齢や子どもの成長を見ながらその子に必要な量のお昼寝をする、夕方以降はリビングも少しうす暗くするなど、一日のリズムを整えられるといいでしょう。寝る前にお風呂に入るご家庭も多いかもしれませんが、入浴直後は体温が上がっており寝付きにくいため、お風呂から上がって45分から1時間程度経ってから寝室に移動するとスムーズな寝つきにつながります。
睡眠環境を整える
睡眠環境を見直すことも大切です。例えば寝室は真っ暗にする、 室温や湿度を快適に保つ、 おもちゃなど子供が興奮してしまうものは置かないか布で隠す等、 寝やすさを第一に考えてあげましょう。 そして、 特に一歳までのお子さんは寝床が安全であることも大切です。 SIDS(乳幼児突然死症候群)や窒息のリスク軽減のため、 掛け布団や枕などは寝床に入れず、 パジャマやスリーパーなどで調節するのが望ましいです。
寝る前の習慣を作る
絵本を読んだり、子守唄をうたう、歯を磨くなど、”これをやったら寝る”という習慣が身に付けられるようなルーティーンを取り入れてみましょう。でも、“テレビを見る””スマホやタブレットで動画を見る”はおすすめできません。画面から発するブルーライトは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまいます。

寝かしつけのプロを頼ってみよう
お子さんの睡眠トラブルへの対策をいくつか挙げましたが、家事育児仕事の目まぐるしい毎日で、「そんな試行錯誤を実践する余裕なんてない!」なんて保護者さんや、「そんなの全部やったけど効果がない!」なんて途方に暮れている保護者さんもいるかもしれませんね。
そんな方は、寝かしつけのプロ『小児スリープコンサルタント』の力を借りることを検討してみてください。
小児スリープコンサルタントとは
小児スリープコンサルタントは、赤ちゃんや幼児の睡眠トラブルを改善するために、科学的根拠に基づいたアドバイスを提供する専門家です。
アドバイスの内容は主に以下のようなものになります。
- 睡眠環境の改善:適切な寝具や部屋の環境を提案
- 生活リズムの調整:各家庭やお子さんの状況に最適なスケジュール提案
- ねんねトレーニングメソッドの提案、指導
- 保護者の精神的なサポート
各家庭それぞれの環境や事情、保護者さんお子さんの人柄を踏まえ、お子さんに最適な睡眠習慣が身に付けられるようアドバイスとサポートすることを目的としています。
岐阜県の小児スリープコンサルタント・吉岡ゆきさん
神戸町に在住の小児スリープコンサルタント・吉岡ゆきさんは岐阜県で初めて小児スリープコンサルタント資格を取得された岐阜県内での子どもの睡眠改善の第一人者です。ご自身も二人の女の子のママさんで、子育て真っ最中です。専門家としての知識とご自身の経験に基づき、各ご家庭に最適な睡眠アドバイスを提供されています。
そんな吉岡ゆきさんにお話を聞きました。
小児スリープコンサルタント・吉岡ゆきさんにインタビュー!
- - 小児スリープコンサルタントを志したきっかけを教えてください。
きっかけは上の子の夜泣きです。その長女が0歳の時に、夜中に何回も起きてしまう、抱っこして寝ても置いたら起きてしまう、早朝に目が覚めるなど、とにかく睡眠トラブルだらけでした。でも、当時初めての子育てだった私は「そういうもんだ」と思って毎日を過ごしていました。長女が7か月になり、周りの同じくらいの月齢の子が夜通し寝るようになってきているのを知り、更に「なんでうちの子は寝ないんだろう」という悩みをずっと抱えていました。ねんねトレーニングの本を一通り読んだりもしましたが、寝不足の頭で読んでるから全然入って来ない!(笑)読んでるつもりで全然できてなかったんです。その状態にも気づけないくらい当時はストレスを抱えていたんだと思います。
そんな綱渡りのような状態が更に続き、長女が11か月になった頃ついに限界が来て、突然夜間断乳を決行したんです。長女は2~3時間泣き続け、側にいて泣き声を聞き続けることにも耐えられなくなり、「このままでは手を挙げてしまうかもしれない」という極限状態まで追い詰められたので、長女を残して部屋を出ました。すると、ベビーモニターで見守っている長女があっさり寝たんです!ものすごい衝撃を受けました。そこで初めて、子どもが”寝る力を持っている”ことに気づいたんです。
そのまま長女は1歳になった頃には寝かしつけを卒業し、育児が劇的に楽になりました。そこから二人目を考えられるようになり次女を出産しました。長女の経験を活かし次女は3か月で一人寝ができるようになりました。子どもそれぞれの気質もあるとは思いますが、親の知識の違いでこんなにも変わるのはすごいなと思ったんです。
そして、次女が1歳になる頃にそろそろ仕事を始めようかと思った時に『小児スリープコンサルタント』という資格があることを知り、勉強・資格取得をして開業しました。
- -小児スリープコンサルタントの活動を通してどんなことを目指していますか?
とにかくママを楽にしたい!ママを笑顔にしたいです。睡眠トラブルの相談をいただくママさんそれぞれに目標やゴールが違うので、なるべくその目標に近づけるよう寄り添っていきたいです。
- - 吉岡さんが提供するサービスの注目ポイントを教えてください。
相談をいただくママさんそれぞれで性格が違うし、お子さんもそれぞれで年齢/月齢や性格が違います。なのでママさんからじっくり話を聞いた上で、それぞれの性格や希望に適した提案をし、実践可能な方法を一緒に模索します。
- - 提供されているサービスはどのような形でしょうか。
現状の問題点や改善ポイントを知れる単発相談と、 改善ポ イントをお伝えした上でねんねトレーニングを実践する長期サポート(2週間or4週間)を提供しています。睡眠の悩みは個別性が高い上、 何度も相談のためにでかけ るのは大変ですから、ご自宅からビデオ通話で面談を行うため遠方にお住まいの方からもご相談を受け付けています。
長期サポートでは毎日LINEで質問できますし、面談も複数回設定しているので、その都度不安や疑問を解消でき、 安心して睡眠改善を進められます。
また最近は近隣の子育て支援センターなどから依頼をいただき睡眠講座を開催することもあります。
- - その他メッセージがありましたらご自由にどうぞ!
乳幼児期の睡眠トラブルは改善できます!
赤ちゃんだから夜中に何度も起きるのが普通、寝かしつけに手がかかる、時間がかかるのは当たり前、と思い込んでいませんか?
乳幼児の夜泣きや寝かしつけに困っていて子どもの健診などで相談しても、「今だけだからね」「そのうち良くなるよ」と共感や励ましの言葉はもらえるだけで、具体的に何をどうすれば良いか教えてもらえる場は少ないと思います。
でも、「今だけだから…」と我慢している「今」が大変ですよね。
そして、寝られなくて困っているのはママパパだけではなくお子さんも一緒ではないでしょうか?わたしが行う睡眠改善サポートはお子さんやご家庭の状況を詳細にヒアリングし、一人一人に合う方法で解決策を提示し悩んでいる今を少しでも楽にするためにすぐ実践できる方法を伝えています。
ママもパパもお子さんも「よく寝れた~!」を当たり前に。
笑顔で育児したいママを応援します📣

まとめ
子どもの睡眠トラブルは、多くのご家庭で経験することですが、生活習慣や環境の調整で改善できることが多いです。しかし、どうしても難しい場合は、早めに専門家に相談することも検討しましょう。乳幼児期の睡眠トラブルは、お子さんだけでなく保護者さんのメンタルにも影響します。各ご家庭に合った対策を見つけ、家族全員が快適に過ごせる方法を探してみてください。
今回お話を聞いた吉岡さんは、元気で明るくて、芯の強そうなとてもしっかり者のママさんだなーという印象でした。懐深く柔軟にお悩みに耳を傾けてくださると思います。気になった方は、Instagramや公式LINEをチェックしてみてくださいね!









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