共働きが当たり前になった現代、「仕事にキリが付かないけどそろそろ帰ってご飯の支度しなきゃ…」「もうすぐ夏休みだけど仕事に出るためにお昼の用意をするのがすっごい負担!」そんなストレスを抱えている方はいらっしゃいませんか?そんな方に、今回は大垣市の子ども向け料理教室『まなぶstudio for kids』のご紹介です。
『まなぶstudio for kids』とは?
2024年12月から大垣市でスタートした、子どもたちの自主性と創造力を育む新しい形の料理教室です。包丁や火を使わない安全性を考慮したレシピを提供し、料理することについて子どもたちが自ら考え、調理を行う「お留守番キッチン」というユニークなプログラムを提供しています。
『まなぶstudio for kids』の特徴
「教えない料理教室」
子どもたちは、事前に大まかなレシピだけを受け取ります。それを元に、「少々」ってどのくらいだろう?混ぜるのはこのくらいでいいのかな?など、子どもたち自身がどうするかを考え、調理を進めていきます。仕上がりの結果が失敗だったとしてもそれはそれ、次の機会への学びになります。子どもたちは砂場でお城を作るような感覚で料理と向き合い、自由に実験しながらモノづくりが体験できる場なのです。

子どもだけでも安全に料理
レッスンは基本的に保護者の見学はナシ。取り扱うレシピはすべて包丁と火を使わずにできるものだけになっています。使用する調理器具は、ハサミ、スライサー、電子レンジ、炊飯器など、安全に配慮されたものなので、親が見守らなくても子どもだけで料理ができます。

準備から片付けまで
レッスンでは料理をするだけでなく、食材や器具の準備、洗い物やお片付けまで、「料理」のすべてを子どもだけで行います。子どもたちは達成感を得られ、日々の保護者さんの苦労が実感できて、感謝の気持ちが芽生えそうですね。

代表の沢見さんにインタビュー!
『まなぶstudio for kids』代表の沢見史恵さんにレッスンの魅力や運営の思いについてお話を聞きました。
―お料理教室自体は1年くらい前からやられているんですね。
沢見さん(以下沢見) そうです。大人向けの家事の負担を減らせるような時短レシピや作り置きレシピを教える料理教室をやっていました。
―子供向けの『まなぶstudio for kids』を始めるきっかけは何ですか?
沢見 発端は、当時パートをしていてすごく忙しかったんですが、一番大変だったのは夏休みで、子どもは留守番させていたのでお昼ご飯を用意しなければいけなかったんです。でも、家事や自分の身支度もあるのにお昼の用意までするのを本当に負担に感じていて、同時に子どもたちのケアをしてあげられないモヤモヤも抱えていて、どうしたらいいんだろう?って思った時に「子どもが自分で作れるようになったら一番いいな」と思ったんです。
―その当時お子さんは何歳だったんですか?
沢見 小学校3年生と1年生でした。子どもだけで料理させるのはやはり火傷やケガの心配があります。でも、夏休みのお昼ご飯を負担に思う親御さんは私だけじゃないだろうと思い、そんな負担を減らせるように、包丁や火を使わないレシピだけの子ども向けレッスンを始めました。
―レシピのポイントはどんなところですか?
沢見 切る作業はキッチンバサミやスライサー、加熱は電子レンジか炊飯器でできるよう、簡単な工程だけで完成させられる料理を提案しています。
―それは保護者さんも安心ですよね。では、沢見さんから見たまなぶスタジオのおすすめポイントはどんなところですか?
沢見 レッスンでは、子どもにも保護者にも「それぞれの使命」を課します。まず、レシピを最初に子どもに渡して読んでもらい、自分たちでレシピを見ながら作業を進めていきます。私は基本的に口も手も出さず見守るだけで、助けを求められたときだけアドバイスする形を取っています。自分たちで役割分担をしたり、困ったときは子どもたちだけで相談して解決できることが多いです。だから自主性や考える力を身に付けられる取り組みになっています。
―そのスタイルはどのようなねらいがあるのですか?
沢見 子ども向け料理教室を始めることを考えた時に、ただ「体験」するだけのレッスンは違うなと思ったんです。子どもたちが自主性を持って料理をできるようになって欲しいので、レシピを見ながら計量したり、準備や片付けまで一連のことを全部やってもらうんです。料理に関してすべての工程を子どもたちだけで取り組むことで、その子だけの確かなスキルとして身につくことを目指しています。最終的にはそれぞれの自宅で料理をするようになるのがゴールです。「大さじってこのくらいなんだ」とか「調味料を入れすぎるとこんな味になるんだ」などの感覚を身に付けて欲しいと思っています。

―一連の流れを実体験することで技術を身に付けるということですね。
沢見 何かを完成させることで成功体験を得られますし、自己効力感の向上にもつながります。そんな経験をたくさん積んでいってほしいと思っています。
―やはり成長は「できた」の繰り返しですよね。
沢見 そうですよね。レシピ自体も本当に簡単な工程だけで済ませられるようなものになっています。小さなステップを一つ一つ上がっていくような、ちいさな「できた!」をたくさん得ることで自己効力感を高めることにつながると思っています。
―できることが増えて家でも料理してくれるようになったら親御さんも嬉しいですよね。保護者さんの反応はありますか?
沢見 家でもう一回再現してやってみたとか、親の助けなしで全部ひとりで作れたとか、更には何回も作って人に作り方を教えられるくらいできるようになったなどの声をいただきました。スタジオだけで終わるのではなく、自宅でもやってくれることが一番うれしいです。親も料理してもらえて嬉しいし、子どもも「できた」が得られるのが嬉しいし、お互いにいい作用が生まれていると思います。
―簡単なレシピということですが、その一部を紹介していただけますか?
沢見 例えば、ジャガイモをまるごと電子レンジでチンしてつぶしてマヨネーズを入れるだけ、みたいなそのくらいの簡単なレシピばかりです。留守番中のお昼ごはんを自分で作れるようになることを想定しているので、子どもが自分で食べる2人分くらいの分量になっています。
―沢見さんが『まなぶスタジオ』について注目して欲しいポイントはどこですか?
沢見 レッスンの最後に必ず手紙を書いてもらうんです。「〇日に今日作った料理を家で作るね」というような宣言するような内容にしてもらって、それを保護者さんへ渡してもらいます。それを受け取った保護者さんは食材を準備したり、子どもは家でも作るぞ!という決意ができます。
―なるほど!それなら「自宅で料理する」というゴールに向かいやすいですね!
では最後に、自由にメッセージをどうぞ。
沢見 今後の展望になりますが、夏休みにお留守番している子どもをオンラインで繋いでみんなで料理を作ってご飯を食べる特別レッスンを開く予定です。また、学校に行かず家で過ごしている子ども達をオンラインで繋いでお留守番キッチンをやれたらいいなとも思っています。子ども向け料理教室に興味をお持ちの方だけでなく、お子さんを家に1人で置いておくのを心配に思っている保護者さんにも注目していただければと思います。詳しい情報はこれからInstagramで発信していきますので、フォローをしてみてください。

沢見史恵さん
子ども向け料理教室『まなぶStudio for kids』代表。
大人向け作り置き料理教室『まなぶStudio』も展開中。
2人の子供を育てながら、料理・パン・お菓子・キャンプ飯を研究。
『まなぶStudio for kids』お留守番キッチンに潜入してみた!

大垣市内の沢見さんのご自宅兼スタジオに到着!オシャレな看板がさりげなく置いてあります。


レッスンスタート!まずは自己紹介。この日は6年生2人と3年生3人の5人でのレッスンです。その後はレシピの確認です。今日作るのはどんなメニューかな?


今日のメニューは「ふわとろ豆腐のソースドリア」と「きゅうりと豆のマヨサラダ」です!壁にはレッスンの「やくそく」が貼られています。



6年生チームと3年生チームに分かれて調理スタート!6年生チームはサラダ、3年生チームはドリアを作り始めます。包丁は使わず、スライサーとキッチンバサミを利用するので安心です。



きちんとレシピを確認して…、困ったときは先生に聞いてもOK!でも、「じゃ次私これやるね」などの声を掛け合ったりして、子ども達だけで連携しながら作業が進んでいきます。6年生チームは「クリームをなめらかにしたい」とレシピにない工程を思いつき、豆腐をつぶした後さらに漉し始めました。6年生チームも3年生チームも自主性が育まれているのを感じます!



電子レンジでドリアを加熱している間に洗い物。想定以上の効率の良さにその場の大人は皆びっくり!(笑)
完成した料理を盛り付けます。チーズがのびのび~になるのは楽しい!



手を合わせていただきます!私にも盛り付けてくれて、ちゃっかりいただいてしまいました(笑)。自分で作った料理は特別おいしいですよね~!


食べ終わった後はお片付けをして、今日はどうだったかな?何が難しかったかな?などその日のレッスンを振り返ります。そして、おうちでも今日の料理を作る決意を込めてお手紙を書きます。お手紙はなんとその日の写真入り!いつの間に用意を!?書き終わったらレッスン終了です!お疲れ様でした!
子ども達みんながそれぞれ考えて料理をしていく様子を見るのは、大人としても思わぬ発見があったりしてとても楽しかったです!自分たちで作って食べるとなると達成感も大きいし何よりおいしいですよね。こうして自主性や自己効力感を培っていくのが『まなぶスタジオ』のねらいというのがよ~く実感できました!
『まなぶStudio for kids』お留守番キッチン概要
所在地:大垣市内(詳細はお問い合わせください)
料金: 月謝制8,000円/月(材料費込み)
対象:小学2〜6年生
開催日時:毎月第2・第4土曜日 10:00〜11:30 (月2回)
ホームページ:https://lit.link/fumiesawami
まとめ
『まなぶstudio for kids』は、子どもたちの自立心と創造力を育む新しい形の料理教室として、とてもおもしろい取り組みだと思います。保護者さんも、お留守番のときにご飯を用意しなくても、子どもがご飯を作れるようになったらとても助かりますよね!料理を通じて、子どもたちが自分で考え、行動する力を身につけることは、きっと将来にわたって大きな財産となるでしょう。興味のある方は、ぜひ一度体験してみてくださいね!










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